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※真珠湾海軍造船所は、ハワイ州 State of Hawaiiの真珠湾にあるアメリカ海軍造船所。現在、アメリカ海軍が運営するわずか4つの造船所の1つである。造船所は、真珠湾海軍基地 Naval Station Pearl Harborの一部。海軍基地は1898年から真珠湾に存在していたが、1908年に合衆国議会は造船所の建設に$3,000,000を割り当て、そののち、海軍工廠真珠湾 Navy Yard Pearl Harborと呼ばれた。造船所は急速に成長し、1913年に開く前に最初の乾ドックで作業が開始された。再構築後、第1号乾ドック Dry Dock No. 1は1919年8月21日にオープンした。この数年間、造船所は海軍基地の一部にすぎなかった。造船所は1945年12月に海軍が軍事活動と産業活動を分離する取り組みの一環として正式に独自の事業体となった。造船所は4つの乾ドックに成長し、主に原子力潜水艦の修理と保守に使用されている
日本海軍の真珠湾攻撃後の各艦船のサルヴェージ状況報告(1942/3/1〜1943/11/15)
※2022年5月4日にカリフォルニア州 State of CaliforniaのBreaのInsight Pacific, LLCが1号〜4号乾ドックを対象とする安全性改良工事を$8,858,111で。2024年2月まで
※2023年3月10日にハワイ州ホノルル HonoluluのDragados/Hawaiian Dredging/Orion JVが乾ドックの建設工事を$2,839,880,250で。前契約は N62742-22-D-1311。Shipyard Infrastructure Optimization Programの一環。まず$463,000,000を支出、続いて2024会計年度(FY2024)に$1,267,000,000、2025会計年度(FY2025)に$613,000,000、2026会計年度(FY2026)に$496,880,250 を支出。2027年9月まで。オプション契約分まで含めた総額は$3,417,092,900
※PHNSY & IMF(Pearl Harbor Naval Shipyard & Intermediate Maintenance Facility)で、3号乾ドックを代替する5号乾ドックの工事を開始(12)。1943年の開設以来、最大規模の施設新設案件で、経費は$3400,000,000、予定寿命は150年間

↑JOINT BASE PEARL HARBOR-HICKAM (Feb. 24, 2024) - Vice Adm. Jeffery Jablon, deputy chief of naval operations for installations and logistics, signs piles that will become part of the first new dry dock to be built at Pearl Harbor Naval Shipyard & Intermediate Maintenance Facility (PHNSY & IMF) since 1943. The ceremony celebrated an early construction milestone, marking the installation of piles that will anchor the foundational footprint of Dry Dock 5 at PHNSY & IMF. This is the first graving dock built in Pearl Harbor since 1943 and the highest-value single construction project in the history of the Navy. The new dry dock will enhance PHNSY & IMF's mission to repair, maintain, and modernize Navy fast-attack submarines and surface ships, keeping them Fit to Fight. (U.S. Navy photo by Dave Amodo)

↑Pearl Harbor Navy Yard, Oahu, Territory of Hawaii. Vertical aerial view of the drydock area, 28 July 1942. Floating drydock YFD-2 is at left, with USS Alywin (DD-355) inside. Small drydock in center holds USS Growler (SS-215) and USS Nautilus (SS-168). USS Litchfield (DD-336) and an ARD floating drydock are in Drydock # 2, in right center. Drydock # 1, at right, contains USS West Virginia (BB-48). Submarines partially visible alongside 1010 Dock, in the extreme upper right, are Trout (SS-202) and Pollack (SS-180). Note anti-torpedo nets and booms protecting this area. Courtesy of the Naval Historical Foundation. Collection of The Honorable James V. Forrestal. Official U.S. Navy Photograph, from the collections of the Naval History and Heritage Command. Image courtesy of HyperWar.
PEARL HARBOR SPRING 1942. victoryfilms.us.


※カリフォルニア州のリッチモンド Richmondにある、パーマネント・メタルズ社第1造船所 Permanente Metals Co. No. 1 Yardは、第二次大戦中の1940年にトッド Toddとカイザー Kaiserが経営する、トッドカリフォルニア造船所 Todd-California Shipbuildingによって、緊急に建設された9つある造船所の内の1つであった。7つの船台があり、イギリス向け貨物船オーシャン級を30隻建造。その後、EC2-S-C1型貨物船“リバティ・シップ”VC2-S-AP2貨物船“ヴィクトリー・シップ”VC2-S-AP3貨物船“ヴィクトリー・シップ”を多数建造。戦争終結ともに、造船所は閉鎖された


※カリフォルニア州のリッチモンドにある、パーマネント・メタルズ社第2造船所 Permanente Metals Co. No. 2 Yardは、造船拡張工事第2波としてトッド Toddとカイザー Kaiserが緊急に建設。6つの船台があり、EC2-S-C1型貨物船“リバティ・シップ”VC2-S-AP2貨物船“ヴィクトリー・シップ”VC2-S-AP5貨物船“ヴィクトリー・シップ”を多数建造。船台は、第3波拡張工事で9つ、第5波拡張工事で12に増大。戦争終結ともに、造船所は閉鎖された


※フィラデルフィア海軍工廠 Philadelphia Navy Yardは1801年にペンシルヴェニア州 Commonwealth of Pennsylvaniaのフィラデルフィア Philadelphiaのフロント・ストリート Front Streetに建設。鋼鉄艦時代になると工廠の設備は旧式の物となったため、新たな工廠がデラウェア川 Delaware Riverとシューイルキル川 Schuylkill Riverの合流地点にあるリーグ島 League Islandに建設。1917年にリーグ島内に海軍航空機工廠 Naval Aircraft Factoryが建設される。第二次大戦中に最盛期を迎える。40,000名の工員が53隻の艦を建造(戦艦ニュー・ジャージー New Jersey(BB-62)ウィスコンシン Wisconsin(BB-64)を含む)、574隻を修理。のちにフィラデルフィア海軍工廠は、フィラデルフィア海軍造船所と改名。戦後、工員は12,000名まで削減され1995年9月30日に閉鎖。最後に建造された艦艇は、揚陸指揮艦ブルー・リッジ Blue Ridge(LCC-19)だった。ドック4と5を含む造船所の一部は、現在はエイカー・フィラデルフィア造船所 Aker Philadelphia Shipyardが所有。ドック2と3を含む別の部分はアトランティック・マリーン・フィラデルフィア Atlantic Marine Philadelphiaに賃貸されている
4人の司祭 Four Chaplainsの記念碑は造船所の敷地内に存在
※海軍航空機施設(Naval Aircraft Factory)跡地内にコンステレーション級ミサイル・フリゲイト次世代ミサイル駆逐艦(DDG(X))の陸上試験場(LBTS)が建設された

↑Naval Surface Warfare Center, Philadelphia Division (NSWCPD) Technical Director Nigel C. Thijs gives closing remarks during the Next Generation Guided-Missile Destroyer (DDG(X)) Land Based Test Site (LBTS) Ribbon Cutting Ceremony in Philadelphia, Pa., on March 21, 2023. US Navy Photo. Image courtesy of USNI news.

※フィラデルフィア海軍工廠では第二次大戦中、同盟国の艦船も修理や改修工事を行った。下の画像は1944年にフィラデルフィア海軍工廠にて修理を行ったイギリス海軍戦艦ネルソン Nelson

↑Image courtesy of Shipbucket.


※ポーツマス海軍造船所 Portsmouth Naval Shipyard(PNS)は1690年に、北アメリカ最初の造船所としてニュー・ハンプシャー州 State of New Hampshireとメイン州 State of Maineの間のピスカタクォー川 Piscataqua Riverの河口に建設された。1800年6月に政府によって管理された最も古い海軍の造船所である。その時に、トーマス・ジェファーソン大統領は海軍の造船所のためにピスカタクォー川でシーヴェイ島 Seavey Islandの購入を是認した。造船所は、その最初の艦(戦列艦ワシントン Washington)を1815年に進水させた。第一次大戦の間に、それが水上艦船のオーヴァーホールと修理に加えて新しく、重要な役割(潜水艦の建造)を引き受けた時に、PNSの労働者数は約5,000名に拡大した。第二次大戦は民間の職員名簿が25,000名を超える男女に増した。第二次大戦中に、70隻を超える潜水艦がPNSで建造されて、4隻の潜水艦が同じ日に進水した。第二次世界大戦に続いて、PNSは海軍の潜水艦のデザインと開発のためのセンターとなる。その革新的な涙滴型船体の調査潜水艦[実験潜水艦]アルバコア Albacore(AGSS-569)は、そののちの世界の潜水艦の船体設計の標準となった。1950年の半ばにおいて、原子力潜水艦のオーヴァーホールと建造のための特殊技術と厳格な要件を従業員に知らせるために、造船所は広い教育プログラムに従事した。すぐそののち、最初の原子力攻撃型潜水艦スウォードフィッシュ Swordfish(SSN-579)のキールが据えられた。1959年に最初の原子力推進の潜水艦であるノーチラス Nautilus SSN-571の最初の完全なオーヴァーホールを行う。続いて、調査潜水艦[実験潜水艦]ドルフィン Dolphin(AGSS-555)を1969年までに建造し、最後に建造したのは原子力攻撃型潜水艦サンド・ランス Sand Lance(SSN-660)である
※ポーツマス海軍造船所は、メイン州キタリー Kitteryにある主要なベースと家族用住宅サイトを含む1.20平方q以上ある。49棟の船修理やオーヴァーホール用の建物を含む278,700平方m以上のスペースを持つ179棟の建物がある。ポーツマスは1,897.07mのバースを持っていて、その3つの乾ドックとともに、現在全ての潜水艦を入渠させる事が可能である。乾ドックNo. 2は最先端潜水艦オーヴァーホール、燃料棒交換施設である。従業員は軍人、士官32名、下士官兵72名。軍属は4,300名で、構成はメイン州59%、ニュー・ハンプシャー州40%、その他1%である
※2017年11月2日にヴァージニア州 Commonwealth of Virginiaのヴァージニア・ビーチ Virginia BeachのAsturian Group, Inc. が1828年建設のBuilding M123を対象とする補修・省エネ化工事を$9,691,737で契約。2018年11月まで
※2018年6月27日にニュー・ハンプシャー州 State of New Hampshireのプレイストー PlaistowのMethuen Construction Co., Inc. が2号乾ドック Dry Dock 2で実施する、主排水ポンプの交換工事と施設補修工事を$13,859,727で契約。2021年10月まで
※2018年7月27日にメイン州キタリーのAppledore Marine - CH2M JVが2号乾ドック Dry Dock No. 2にあるポータルクレーンのレール補修工事を$1,541,013で契約。2019年7月まで
※2018年10月23日にウィスコンシン州 State of WisconsinのNew BerlinのKonecranes Nuclear Equipment and Services, LLCが140tポータルクレーンの設計、製作、試験、組み立て、据え付けを担当を$54,928,445で契約。2021年5月まで
※2018年12月21日にメイン州PittsfieldのCianbro Corp. が1号乾ドック Dry Dock No. 1で実施する給油施設建設工事を$11,169,941で契約。燃料抜き取り施設を給油施設に転換するのに伴うもの。累計受注額は$50,526,989。2021年5月まで
※2019年1月2日にニュー・ヨーク州State of New YorkのEast SyracuseのStructural Associates, Inc. がBuilding 166移転に関連するインシュレーターショップの補修工事を$10,008,000で契約。2020年3月まで
※2019年11月21日にメイン州のPittsfieldのCianbro Corp. が1号乾ドック Dry Dock No. 1で実施する、泊渠とポータルクレーンの建設工事を$157,949,610で契約。2022年3月まで
※2019年11月20日にコネチカット州 State of ConnecticutのNorwichのThe Nutmeg Companies, Inc. がBuilding 2を対象とする再生補修工事を$15,360,720で契約。2021年2月まで
※2020年6月24日にニュー・ハンプシャー州のプレイストーのMethuen Construction Co., Inc. が2号乾ドックで実施する、南北のクレーン用レールとトンネルの補修工事を$13,261,766で契約。2022年5月まで
※2020年9月21日にマサチューセッツ州 Commonwealth of MassachusettsのNewtonのAlexandra Construction, Inc. がコミュニケーション施設(Building 13)の再生補修工事を$11,213,400で契約。2021年11月まで
※2021年2月12日にメイン州のPittsfieldのCianbro Corp. が1号乾ドック Dry Dock No. 1拡張工事に関連する浚渫工事について、修正契約を$20,850,000で。累計受注額は$197,615,254。2022年3月まで
※2021年8月13日にネブラスカ州 State of Nebraskaのオマハ Omahaの381 Constructorsが実施する乾ドック建設工事を$1,731,477,644で契約。まず$70,000,000、FY2022に$214,000,000、FY2023に$390,000,000、FY2024に$405,000,000、FY2025に$300,000,000、FY2026に $200,000,000、FY2027に$152,477,644と分割支出。オプション契約分まで含めた総額は$1,739,899,555。2028年6月まで
※2021年8月30日にニュー・ハンプシャー州のPlaistowのMethuen Constructionが実施する2号乾ドックの建設工事を$63,055,205で契約。オプション契約6件まで含めた総額は$93,822,869。2023年10月まで
※2021年9月16日にメイン州のPittsfieldのCianbro Corp. が拡張工事に関連するベッドロック bedrock撤去工事について、修正契約を$22,283,071で契約。累計受注額は$250,104,126。2022年2月まで
※2021年12月15日にニュー・ハンプシャー州のPlaistowのMethuen Constructionが2号乾ドック建設工事について、オプション12契約分を$12,209,397で契約。Enclosure 6の改修等。累計受注額は$74,850,697。2023年10月まで
※2022年2月23日にメイン州PittsfieldのCianbro Corp. が1号バースの擁壁補修工事について、修正契約を$7,610,236で。累計受注額は$260,379,535。2022年4月まで
※2022年4月14日にメイン州レイモンド RaymondのECS Construction Services, Inc. が6号バースを対象とする補修・アップグレード改修工事を$4,709,771で。電力、通信、蒸気、復水、上下水道、圧縮空気等の施設も対象に含む。オプション契約分まで含めた総額は$26,329,778。2023年11月まで
※2022年4月21日にヴァージニア州ノーフォーク NorfolkのColonna's Shipyardが1号乾ドックで使用しているケーソンの更新工事を$27,484,402 で。2023年10月まで
※2022年4月29日にメリーランド州 State of Marylandのボルティモア BaltimoreのThe Whiting-Turner Contracting Co. がBuilding 178(Waterfront Support Facility)を対象とする4階の増築とウェスト・エレヴェーターの工事について、修正契約を$18,125,732で。前契約は N40085-20-D-0036。累計受注額は$87,000,389。2024年6月まで(N40085-20-F-6537)
※2022年10月26日にネブラスカ州のオマハの381 Constructorsが実施する乾ドック(P381 Multi-Mission Dry Dock #1)を対象とする拡張工事について、修正契約を$14,532,579で。累計受注額は$1,838,390,963。2028年6月まで(N40085-21-C-0077)
※2023年2月3日にネブラスカ州のオマハの381 Constructorsが1号乾ドックで実施する工事について、修正契約を$34,000,000で。累計受注額は$1,872,713,779。2028年6月まで(N40085-21-C-0077)
※2023年6月20日にカリフォルニア州のロサンゼルスのSea Pac Engineering, Inc. で実施する乾ドック補修工事を$7,889,000で。2024年9月まで
※2023年8月31日にメイン州PittsfieldのCianbro Corp. がBridge 2を対象とする構造補修工事を$10,184,020で。2025年4月まで
※2023年9月14日にコネチカット州のNorwichのThe Nutmeg Companies, Inc. がBuilding 79を対象とする再生補修工事を$22,623,810で。SIOP(Shipyard Infrastructure Optimization Program)の一環。オプション契約分まで含めた総額は$27,104,580。2025年9月まで
潜水艦ガトー/バラオ級の項でも触れたが、ポーツマス海軍工廠はもちろんポーツマス海軍工廠製の図面で建造。ポーツマス海軍工廠設計案は主錨が左舷(ガトー級のドラム Drum(SS-228)、ハダック Haddock(SS-231)〜シャド Shad(SS-235)、トリガー Trigger(SS-237)〜ホエール Whale(SS-239)、サンフィッシュ Sunfish(SS-281)、タニー Tunny(SS-282)の11隻は主錨が右舷。バラオ級にはその例外が無い)。上部構造のフリー・フラッド・ホール(半月の穴が一列に並んでいるヤツ)が、ポーツマス海軍工廠設計案は角丸長方形で、上部構造の後端まで上下3〜1列に連続して並ぶ(フリー・フラッド・ホールの数と配置は艦によってさまざま)。エレクトリック・ボート社設計案は主錨が右舷。上部構造のフリー・フラッド・ホールが半月型。艦橋(Farewater)の直前まで並び、そののちはスリット状になっている。他にポーツマス海軍工廠設計案の特徴は艦尾のプロペラガードは第二次大戦開戦後に間もなく撤去。艦首魚雷発射管の前端部分はバラオ級は角形、ガトー級は楕円形になっている場合がある。バラオ級では前後2ヶ所の主砲装備位置に張り出しあり


※ピュージェット・サウンド・ブリッジ&ドレッジング社 Puget Sound Bridge and Dredging Companyはもともとサン・フランシスコ・ブリッジ社 San Francisco Bridge Co. の子会社として1898年にワシントン州 State of Washingtonのシアトル Seattleにて設立。ノルウェーとアメリカが所有する補助スクーナー auxiliary schoonerを建設するためのハーバー・アイランド(第1ヤード) Harbor Island (Yard No. 1)に造船所を設立。第一次大戦後にハーバー・アイランド(第2ヤード)Harbor Island (Yard No. 2)の西側にある旧エイメス造船場 Ames Shipbuildingを取得し、レイク・ユニオン・ドライ・ドック社 Lake Union Dry Dockと合弁で掃海艇を建設した。同社は1959年にロッキード社 Lockheedに買収され、最初にピュージェット・サウンド・ブリッジ&ドライ・ドック社 Puget Sound Bridge & Drydock Companyと改名、後にロッキード船造船会社 Lockheed Shipbuilding & Construction Companyに改名。造船所は1987年に閉鎖、ドック型揚陸艦ガンストン・ホール Gunston Hall(LSD-44)の建造をエイヴォンデール Avondaleに譲り渡し、DDG-51建造プログラムの入札競争から抜ける。その後、造船所はシアトル港 Port of Seattleに売却された。第1ヤードはDuwamish West Waterwayの東側にあり、第2ヤードはコンテナ・ターミナルがある西側にあった


※ピュージェット・サウンド海軍造船所 Puget Sound Naval Shipyardはもともと海軍基地として1891年に設立され、1901年に海軍工廠ピュージェット・サウンド Navy Yard Puget Soundと命名した。第一次大戦中、海軍工廠は25隻の駆潜艇、7隻の潜水艦、2隻の掃海艇、7隻の航洋曳船、2隻の給兵艦だけでなく、1,700隻の小型ボートを含めた多数の艦船を建造。第二次大戦中、造船所の主な取り組みは、アメリカ艦隊と同盟国の艦船の戦闘損傷を修理した。1945年11月30日には海軍工廠ピュージェット・サウンド Navy Yard Puget Soundは、ピュージェット・サウンド海軍造船所と改名。造船所は、従来のフライト・デッキからアングルド・デッキに換装するなど、航空母艦の大規模な近代化プログラムに従事。朝鮮戦争時には、造船所は船の再活性化に従事していた。1950年代後半に造船所は、新しいクラスのミサイル・フリゲイトの建造の時代に入った。1965年にピュージェット・サウンド海軍造船所にとっては最初の原子力潜水艦であるスカルピン Sculpin(SSN-590)を整備した。1990年に海軍は、ピュージェット・サウンド海軍造船所で原子力船をリサイクルするプログラムを承認。造船所の作業負荷の約6%が不活性化、原子炉区画処分、船舶のリサイクルを伴う。造船所は、原子力船を不活性化やリサイクル、環境に安全な方法を開拓してきた。2003年5月15日にはピュージェット・サウンド海軍造船所と(ワシントン州 State of Washingtonのバンゴール Bangor、ブレマートン Bremertonとエヴァレット Everettにある)海軍中間保守機能施設、太平洋岸北西部 Naval Intermediate Maintenance Facility, Pacific Northwestは1つの保守活動に統合-PSNS&IMFに作成された。統合は、税務ドルのための可能な最もメンテナンスの手間を達成しながら、海軍は、リアルタイムの船のメンテナンスの必要性最も高い優先度を達成できるようにすることで、艦隊の準備状況を改善する。 当初、トライデント改装機能施設(TRF)、バンゴール TRIDENT Refit Facility (TRF), Bangorとして知られている海軍中間保守機能施設、太平洋岸北西部は、西海岸のトライデント・ミサイル潜水艦隊の主な整備施設として1981月7月31日に設立。1998年にはTRFはエヴァレットとブレマートンのショア中級メンテナンス活動 Shore Intermediate Maintenance Activityと統合し、海軍中間保守機能施設(NAVIMFAC)太平洋岸北西部になった。海軍は6つの乾ドックのうち最も古いものは1906年に最初に建設。第4号乾ドック Dry Dock No. 4と第5号乾ドック Dry Dock No. 5はいずれも1940年代初頭に建設され、第6号乾ドック Dry Dock No. 6は空母のオーヴァーホールに使用され、1962年に完成したものである。13マイル離れたバンゴールにあるデルタ・ドライ・ドック delta dry dockは、海軍の核弾道ミサイル潜水艦の支援システムの一部として1980年代に完成したもの
※2016年3月にウィスコンシン州のNew BerlinのKonecranes Nuclear Equipment and Services, LLCに25tポータル・クレーン×4基を$67,369,570で発注。ブレマートンとバンゴールに2基ずつを設置。2020年3月まで
※2017年9月にヴァージニア州のマクリーン McLeanのContrack Watts, Inc. に2号乾ドックを対象とする補修工事を$27,000,000で発注。2019年10月まで
※2019年2月21日にKonecranes Nuclear Equipment and Services, LLCに25t級ポータル・クレーンを$14,350,370で追加発注。前契約は N62470-16-D-2013。設計、製作、組み立て、納入、設置、試験を担当(N62470-19-F-4034)
※2019年12月9日にKonecranes Nuclear Equipment and Services, LLCに175t級ポータル・クレーンを設計、製作、組み立て、試験、納入、設置、フィールド試験、稼働準備を$46,014,523で発注。2023年11月まで
※2020年2月7日にワシントン州のFederal WayのWSP USA, Inc. にNAVFAC Northwest のAO(Area of Operations)で実施するアーキテクト/エンジニアリング業務を$100,000,000で発注。2025年1月まで。まずNaval Base Kitsapとピュージェット・サウンド海軍造船所の乾ドックを対象とする改築工事について、実現可能性調査を$5,900,965で。2021年3月まで
※2020年4月28日にワシントン州のFederal WayのDoyon Project Services, LLC. に電力施設(Shipyard Electrical Backbone Substation A)を対象とする補修工事を$30,831,632で発注。2023年4月まで。前契約はN44255-17-D-4036(N44255-20-F4095)
※2020年5月20日にブレマートンのVet Industrial, Inc. にBuilding 431を対象とする耐震強化・消火設備設置工事を$17,305,016で発注。2021年8月まで。前契約はN44255-17-D-4007(N44255-20-F-4204)
※2020年6月8日にカリフォルニア州ナパ NapaのNova Group, Inc. にピア3と4号乾ドックで実施する近代化改修工事を$43,771,888で発注。2023年8月まで
※2022年9月20日にアラスカ州 State of AlaskaのAnchorageのBristol Design Build Services, LLC. にBuilding 107で実施する、消防設備の改良・補修と非常脱出経路の整備を$12,926,273で発注。2023年8月まで
海軍がワシントン州で原子力潜水艦のオーヴァーホールに使用している4つの乾ドックが、地震による損傷のリスクがあることが判明し、一時的に閉鎖されていると、海軍当局が2023年1月24日、USNIニュースに語った。ワシントン州ブレマートンのピュージェット・サウンド海軍造船所と中間整備施設にある3つの乾ドックと、ワシントン州バンゴールのトライデント改装施設のデルタ桟橋は、原子力潜水艦の分解修理の認定は受けているものの、海軍はさらなる調査を待って乾ドックを空にすることを決定している。“地震評価と専門家の検証は、潜水艦の保守点検中に発生する大規模地震に関連する潜在的な問題について、海軍の知識を強化するもの。”“この新しい知識により、海軍は、造船所の労働者、船員、地域住民、環境、潜水艦の安全を確保するために、特定の脆弱性を是正する必要があると判断。” 海軍の関係者がUSNIニュースに語ったところによると、調査結果の結果として、海軍は先週、乾ドックの地震リスクを評価するために、艦隊全体とサーヴィス外から約100名の専門家を招いたという。“リスクはまだ完全に定量化されていない。私たちがやっていることは、北西部に施設を持つどこの国でもやっていることと変わりはない。リスクはここに限定されたものではなく、地域的なリスクなのだ”と、別のサーヴィス担当者はUSNI Newsに語った。海軍は2023年1月26日、乾ドックの休止によって、同施設で働く14,000名の職員が削減されることはない、と発表した
2023年2月16日の発表によると海軍は2月10日、Kiewit-Alberici SIOP MACC JVに対して、“ピュージェット・サウンド海軍造船所と中間整備施設、およびバンゴール海軍潜水艦基地の3つの乾ドックにおいて、同時に実施する現状評価に基づく推奨行動方針を迅速に実行する”$76,350,000の業務発注を出した。最高額は$80,000,000が上限。“建設資材は2月11日にピュージェット・サウンド海軍造船所と中間整備施設(PSNS & IMF)に到着し始め、緩和作業は2月15日に開始された”と海軍の声明はUSNI Newsに提供されたものを読んでいる。現在進行中の作業は、PSNS & IMFとトライデント改修施設(バンゴール)でそれぞれ1つの乾ドックをサポートするもの。防衛当局者はUSNIニュースに、サーヴィスはピュージェット・サウンドとバンゴールの乾ドック4の作業を開始し、作業は3月末までに終了する予定であると語った。契約発表では、プロジェクト全体は5月までに終了するとされていた。 SNIニュースによると、地震や津波の際に乾ドックが崩壊し、修理中の潜水艦に被害が及ぶ可能性に懸念が根底にあるという。国防総省関係者がUSNI Newsに確認したところでは、このリスクを軽減するために、乾ドックの壁を補強することになるそうだ。この作業には、乾ドックの床や側面を取り外すことや、地震が発生した場合に動きを吸収するために異なる種類の砂を使用することも含まれると、USNI Newsは理解している
※2023年3月8日にワシントン州VancouverのKiewit-Alberici SIOP MACC JVに4号乾ドックと5号乾ドック、ならびにTrident Refit Facility(Naval Submarine Base Bangor)の乾ドックを対象とする災害リスク低減工事について、修正契約を$70,875,137で。前契約はN62742-22-D-1313。累計受注額は$130,875,137。2023年5月まで
※2023年3月14日にハワイ州ホノルルのWSM Pacific SIOP JVで実施する乾ドック工事を対象とするアーキテクト/エンジニアリング業務について、修正契約を$49,298,472で。前契約はN62742-21-D-0001。2023年9月まで
※2023年3月24日にワシントン州VancouverのKiewit-Alberici SIOP MACC JVで実施する4号乾ドックと5号乾ドック、それとNaval Submarine Base BangorのTrident Refit Facility Dry Dockで実施する災害リスク低減工事を$30,925,000で。前契約はN62742-22-D-1313。累計受注額は$161,800,137。2023年6月まで
海軍が地震の脅威から守るためにピュージェット・サウンドで閉鎖した4つの乾ドックは、2023年7月までに潜水艦のメンテナンスに使えるようになるはずだと、海軍幹部は2023年3月28日に上院に語った。海軍幹部は2つの公聴会で、この追加作業は地震が発生した場合に乾ドックの壁をさらに支えるためだと上院議員に語った
※2023年3月31日にブレマートンのTriton Marine Construction Corp. で4号乾ドックと5号乾ドックで実施する、海水配管と圧縮空気配管の修理を$8,593,939で。前契約はN44255-21-D-5008。2024年10月まで(N44255-23-F-4247)
海軍は、ピュージェット・サウンド海軍造船所および中間整備施設のドライドックの1つに対する耐震修理を終えたと2023年5月13日に発表した
↑Image courtesy of GlobalSecurity.org.

↑SEATTLE (June 3, 2021) - Steel pieces, ship parts and other material are laid out around Puget Sound Naval Shipyard & Intermediate Maintenance Facility's Dry Dock 3 as part of the shipyard's recycling program. This program is lead by Code 350, Inactive Fleet, Recycle and Reactor Compartment Disposal. (U.S. Navy photo by Wendy Hallmark)

↑PORT ORCHARD, Wash. (Oct. 16, 2018) - View of Puget Sound Naval Shipyard and Downtown Bremerton, Wash., waterfront territorial. The waterways Sinclair Inlet, Port Washington Narrows and Dyes Inlet are visible in the photo. The Olympic Mountains are in the background. U.S. Navy courtesy photo. (Released)

↑BREMERTON, Wash. (Jan. 16, 2018) - Riggers signal an operator during a lift. The distance from a rigger standing at the bottom of the dry dock to the operator sitting in the crane cab is approx. 120 ft. U.S. Navy Photo by Thiep Van Nguyen II. (Released)

↑BREMERTON, Wash. (Jan. 16, 2018) - A crane operator waits for a signal from the rigging crew below, before proceeding with a lift. U.S. Navy Photo by Thiep Van Nguyen II. (Released)


Update 24/04/06